クロノベルト あやかしびと＆Bullet Butlersクロスオーバーディスク 【美少女ゲームアワード2008 ファンディスク賞優秀賞受賞】　(propeller)

メインコンテンツとなるのは、三作の外伝ストーリー。最初の二作はそれぞれストーリーが少し絡んでおり、最後の一作でさらに密接に絡みます。【かりそめの旅人たち】篇 「あやかしびと」アルフレッド・アロースミスは雲外鏡という名の妖（あやかし）によって、「あやかしびと」の世界に迷い込み、「失った大切なモノがある」と言われた彼は、それが何なのかを確かめるために神沢学園の生徒会の手伝いを行うことになる。だが、雲外鏡からの凶報が突如舞い込んでくる。「Bullet Butlers」の世界、即ちゴルトロックからの「レギオン」が「あやかしびと」の世界へと侵入したというのだ。彼らが目指すのは、強い魂を持つ最強の妖、即ち如月すずだという。アルフレッドはそれをこちらの世界にやってきた己の責任と考え、たった一人で戦いを挑む。【復讐するは神になし】篇 「Bullet Butlers」銃と魔法、剣と科学の世界「ゴルトロック」そこに、雲外鏡の導きによって一人の少女「イチナ」がフォルテンマイヤー邸に迷い込んできた。コゼットに可愛がられ、幸福な日々を送るイチナ。一方、やはり雲外鏡に導かれた死者、「九鬼耀鋼」がゴルトロックへとやってくる。彼は復讐の念と共にイチナを止めなければならないという義務感を抱いて、執拗にイチナを狙う。だが、イチナは六歳の少女の姿に変わり果て暴力に倦み、人生をやり直したいと願ったのだ。イチナの姿に、亡き息子を投影し、九鬼は殺すことができなくなる。一方、自身の罪深さを思い知らされたイチナはフォルテンマイヤー家から逃亡する。既に、フォルテンマイヤー家にとって重要な人物になっていた彼女に、「聖導評議会」幹部の「マグダラ」が接触する。一方、雲外鏡からそれを知らされた九鬼は、苦悩しながらもイチナを救出しに向かうが――。この二つのシナリオをクリアすると、シナリオCである「混沌都市」篇がメニュー画面に現れます。【クロノベルト】篇「あやかしびと」の舞台である神沢市と「Bullet Butlers」の主な舞台であるオセロットシティ。上記二つが混じりあった「混沌都市」で、「あやかしびと」の登場人物と「Bullet Butlers」の登場人物たちが激しい死闘を繰り広げていた。だが、その戦いに疑問を感じた如月双七とリック・アロースミスは協力して、混沌都市の謎を探り始め、彼らが知った真実とは、この都市に存在する者は全て本物の「レプリカ（模造品）」であり、聖導評議会幹部であるマグダラと、幻咬（九尾の狐）の一尾である魂珀が雲外鏡を操って創り上げたものだった。真実を知らされた都市の住人は、記憶を失って本人と同一化することを望む。だが、リックと双七だけはこの記憶を刻んでおこう、と思うのだった。そして生きる目的を遂げた九鬼は、雲外鏡の回廊へと戻り今度こそ穏やかな死を迎える、死んだ息子の手を引きながら。一方、アルフレッドはルダと共に、雲外鏡から譲り受けた混沌都市の支配権を手に、新たな世界を再建する。