【レビュー】魔法少女の大切なこと。　《めろめろキュート 》

魔法少女の大切なこと。

☆ストーリー

式部沙希は、ごくごく普通のどこにでもいる男子学生。

――誰もが振り返る美少女的な外見を除いては･･････

行方不明の母の手がかりを求め、学園島へと転校してきた沙希だったが、
訪れた学園島では、満月の夜毎、
空に浮かび上がる『さかさまのチャペル』によって生み出される＜影＞と
さまざまな怪事件に悩まされていた！

当たり前のように事件に巻き込まれる沙希は、
＜影＞と対峙したことで魔法少女へと覚醒する！

その能力にとまどう沙希だったが、
沙希をイーリアス学園へと招いた母の旧友にして学園で教鞭を執っているリューシャより、
行方不明になっている自分の母親が実は魔法少女だったという事実を知らされ、
母の代理として魔法少女を引き継ぐことに。

次々現れる敵＜影＞や仲間となる魔法少女達との関係、
学園生活まで巻き込んでのパニック全開の「魔法少女」としての生活が幕を開ける!!

――「僕、オトコのコなんですけどね☆ミ」

☆評価　　　　（８５／１００点）

感想(ネタバレがあるかもです！)

絵・CG

ロリ、ショタです。

実際はパティ、リューシャがロリキャラなのですが
いかんせん主人公がショタなので全体的にロリっぽく見えてしまいます。
それが許容できるならありかと。もちろん自分はアリでしたｗ

あとところどころ身体がおかしいＣＧもありました。
描きたいものはわかるんですけどちと気になった。

エッチについて

魔法を使ってのバカゲーかと思っていたのですが
そこまで魔法シチュはないです。
前半～中盤にかけてちょこちょこあるくらい。

搾乳されたり、触手っぽいものがあったり、主人公が女の子になったり、フタナリになったり･･････

こう書くとけっこうありそうに見えますが中身はそこまでえっちくないというか、
優しい魔法過ぎてちょっと残念。ただ濃いです。

評価したいのはむしろ後半のラブラブエッチ。

日常からもラブラブでチュッチュしまくり。
その流れがそのままえちシーンに。キスしまくるラブラブエッチはやっぱりいいものです♪

不満は体位。
正常位系がもっとほしかった。

エロゲーはあくまで女性の身体をプレイヤーに見せないといけないため、
どうしてもバックとか増えてしまう。男の身体を見ても興奮しないですしね。
なので仕方ないっちゃ仕方ない。

オマケでとってつけたようなハーレムもあります。

ストーリー、全体的な感想

男の子なのに魔法少女な女装もの。
魔法少女になるときだけでなく生活上も女装です。

あまり女装ものは好きではないんですが、本作はかなり評価高いです。
いい意味で裏切られた。

魔法少女もので主人公がショタ・女装というだけでもうイロモノ。
バカゲー臭がすごくする。実際をそれを期待していたわけですが。

ですが中身はシリアスな面があり、特にヒロインの「影」の部分はよくできてます。
全体を見れば８：２でコメディが多いですし、
たとえシリアスなシーンでもいきなりコメディになったりするので
実際は「バカゲー」の部類で間違いはないと思います。

シリアスなシーンでいきなりコメディを持ち込んでくるのは
もちろん賛否両論あるでしょうが個人的にはよかった。
もともとのノリは「バカゲー」なのでシリアスが続くと正直つらい。
そのコメディとシリアスのバランスを上手くとってるように感じます。

ただそのノリが続くとまただれるんですけどね。

なにより一番評価したいのはキャラクターでしょう。

全員が全員魅力的です。モブキャラでさえ魅力がありますｗ

特に評価したいのは主人公。人気投票で一位なのもわかります。

見た目のかわいさではまず一番。男の子なのにかわいすぎです。
好きなのは三角形の口。（△）←こんな感じ

性格も魅力的です。
まず頭がいい。
勉強ができるとかではなく、ヒロインの裏、本質を理解している。
明るい表情の裏の部分などなど。

そして主人公は少しだけヒロインの闇に踏み込み、表に少しずつ引っ張り出す。
引っ張り出してからどうするかというと
基本的にいっしょに解決しようというスタンス。

言い方を変えると、主人公はあくまで「きっかけ」を与えているだけです。
それをどうするかはヒロインに考えさせる。
で、１回で無理ならまた「きっかけ」を与えるし、
なんだったら自分もいっしょに戦うよって感じ。

必要以上にヒロインに甘えさせないのがいい。
優しいだけじゃないってね。

それとときどき自分の思うことを口にしてくれる部分もある。
パティが魔法を使うときのストーリーとか。

パティは幼いながら理事長でとてもワガママ。
プレイヤーはかなりイライラすると思います。そのわがままっぷりに。
そこで主人公ははっきりと言ってくれます。
ある意味プレイヤーの気持ちを代弁しているような言葉で。

パティの場合もそうですが
全体的に主人公に対してストレスがなかった。

ただリアルな性格の主人公ではないとも思います。
現実にはいないようなタイプ。

多くのエロゲーの主人公は基本鈍感ヘタレ。たいていそういうキャラは人気がない。
でも現実にいるタイプだとは思います。
ヘタレな男なんて自分も含めてそこら中にいる。
つまりはリアルな性格の主人公。感情移入しやすい主人公のはず。
なのにプレイヤーには嫌われちゃうわけでｗ　　　

結局何が言いたいかというと、本作の主人公は感情移入できるわけではないけど、
それでもプレイヤーの気持ちをうまく代弁しているキャラだと思うのです。
現実には言いたいことも言えないこんな世の中ですしね。

それと忘れてはいけない変態性。
完全にロリで、小さなおっぱい（通称「ちっぱい」）をこよなく愛する。
小さな娘が何かしているだけで「ハァハァ」と発情するほど。
しかもそれを表で公言しているからまたタチが悪い。おもしろいからいいんですけども。

とまぁ主人公はここまででこっからスト－リー部分を。

よくよく考えると魔法はあまり関係なかった気がします。

根幹は「彼女たち」の心の成長。
エンディングも『状況』はなにも変わっていないですから。
ただ彼女たちが変わり、時間が過ぎただけで。

個人的にマイナス点はそこだったりします。

綺麗に着地してほしかったんですよ。
すっきり終わらしてほしかったんですよ。
まったくもって納得がいかない。

一番納得がいかないのはリューシャ、パティ母を含めた魔法使いたち。
リューシャはまだしもほとんど登場しないキャラを不快に思う日が来るとは･･････

これなら光ルート、もしくはリューシャルートをつくってあげるべきだった。
それならいろいろと納得できる部分が増えたはずです。
まったくもって不快。

ただこれが「大人」と「子ども」の違いなのかもしれません。そういう対比をさせたかったのかも。
子どもはケンカをしてもすぐに仲直りできるけど大人になると･･･的な。
これは完全に深読みですけども。

マイナスといえばもうひとつ、システム面。特に音量。

一応イヤホンしながらプレイしているのですが、
いきなり声が大きくなったりするのでちょっとびっくりする。
不具合とかではなく、
いきなり叫んだり、また２、３人でハモって叫ぶときは本当にうるさい。

おそらく自分だけが感じたことなのでそこまでマイナスにしてないです。
一応注意を。これには関係ないですが修正パッチもあるのであてておくこと。

ちなみにお気に入りキャラは主人公を除くと水望かな。

変身したときのギャップもいいですけど
やっぱり普通の水望が好き。

メインヒロイン３人は、

クリスは友だち想いのどっちかってーと実直タイプ。で隠れオタク。
すぐ熱くなりやすい。
ただルートに入るとデレデレ。デレデレすぎて照れるくらい。

パティはワガママロリ。
えちシーンは一番かと。

瑠璃はネタ役。表向き明るいが実は根暗。
一番やっかいな性格。
だからこそ魅力があるんでしょうが。

と全ヒロイン魅力的なわけです。

リューシャもラストがなければぜひ攻略したいキャラ。
ちょっとかわいそうな気もしますけど。

一番は主人公ですけど女装を生かしたえっちシーンがあればなおよかった。

ショタロリ属性があり、女装系魔法少女が好きな方にオススメしたい作品。
ただあくまで「バカゲー」としてプレイすること。
シリアスな部分を結構書きましたが、
そのシリアスを求めてプレイするとイタイみます。あくまでバカゲーで。

もうひとつ。
個人的にぬけるシーンがなかったのでそれ目的も止めた方がいいかと。

ちなみに全処女です。リューシャも。
触手とかいろいろありますけど基本独占なのでご安心を。

ぜひプレイしてみてくださいな♪

驚くほどメタ発言や「なんじゃこりゃーーー！」ってセリフが多いです。
あと魔法少女ミミタンというアニメの予告がおもしろかった。

サンプル画像

オープニング（OP）デモ動画