ケイオスラビリンス　(でぼの巣製作所)

ここがどこなのか分からない。
自分が誰なのか分からない。
名前すら思い出せない。

痛みを堪えて床に降り立つと、薄く積もった埃が舞い上がった。
外に出ると、そこはどこかの城の一角のようだった。
しかし辺りに人影は見えず、どの窓にも光はない。
ただ、遥か天頂で満月だけが輝いていた。

突然、ぞわりとした悪寒が彼を襲う。
世界がぐにゃりと歪み、遠くから届いてくる鐘の音が頭の中でがんがんと響き渡る。
どれくらい時間が経ったのか。 悪寒も鐘の音もすでに遠く去っていた。

代わりに、彼の目の前に立つ人影。 しかし。
それは、異形だった。

登場人物

ティアリーナ （ティナ）　CV：民安ともえ
快活で自由奔放、好奇心旺盛、そして小悪魔的にいたずら好きな女の子。
睡眠欲に弱く、授業中でも平気で寝ている。
夜になると活発になり、主人公や他の女の子の部屋に押しかけては夜遅くまで付き合わせている。

シャルロッテ （ロッテ）　CV：榊原ゆい
自分の容姿が嫌いで、必死に背伸びをしてお姉さんぶろうとしている。
なにかと世話を焼きたがるので、主人公は嬉しく思いつつも困らせられることが多い。
容姿 （特に身長） のことを言うと、頬を膨らませてむくれる。

サミーラ　CV：歩河みぃな
実家があまり裕福でなく、しかも弟がたくさんいる長女で苦労人。
努力家で、いつか家族に楽をさせてあげたいという一心で日々研鑽を積んでいた。
極度の人見知りで上がり症。 すぐ緊張で失敗し、生傷が絶えない。
しかしいつも自分で手当てしているため、応急処置はベテラン級。

シャノン　CV：茶谷やすら
見た目は華奢で仕草も楚々としているが、実はかなりの怪力の持ち主。
本人はそのことを恥ずかしく思いながらも、鍛錬を怠らない。

エステラ　CV：茶谷やすら
裁縫好きなお姉さん。 破れた服とか繕ってくれる。
飴が大好きで、いつもコロコロ舐めている。

ルチル （ルチ）　CV：時亞
自然をこよなく愛すガーデニング好きの女の子。
恥ずかしがり屋で、寂しがり屋。
主人公が話しかけると、すぐ他の女の子の背中に隠れてしまう。
気を許した相手には、甘える傾向にある。

セラフィナ （フィーナ）　CV：歩河みぃな
常に笑顔を絶やさず、周りに幸せを振りまき続けている女の子。
おせっかい焼きで心配性の一面があり、転入当初ひとりで居ることの多かった主人公には率先して話しかけていた。
彼女は他のヒロインたちと異なり “魔物に成った” のではなく、もとから “セイレーン” と呼ばれる亜人種。

リリークリスティ （リリー）　CV：榊木春乃
クールで落ち着いた物腰。 かなりのキレ者でもある。
探究心が強く、日々古術書の解読に勤しんでいる。

アメリア　CV：長原杏子
こちらから近づいても逃げ回るばかりで、策を講じない限り何も出来ない。

寡黙で、感情をあまり表に出さない女の子。
しかし例外は、涙もろく何かあるとすぐ泣いてしまうこと。
本が大好きで、一人で読書に耽り物語に感情移入をしては、ポロポロと涙をこぼしている。
怖いものが大の苦手で、怪談を聞いて恐怖から泣いてしまうことも。

リファーナ （リファ）　CV：藤崎さや香
水辺に現れる人魚。 水中で出会った場合はこの上ない強敵となる。

真面目で芯が強く、高い志を持って行動をしている明るい女の子。
常に前向きで、少しの躓きくらいでは挫けたりしない。
泳ぐことがとにかく大好きで、暇さえあれば水路で泳いでいる。

ロナリーナ （ロナ）　CV：民安ともえ
どんな時にも笑顔を絶やさず、周りに幸せを振り撒き続ける女の子。
生粋のエンターテナーであると共に冗談好きの一面もあり、人を驚かせてはペロリと舌を出しておどけることも。