見合い結婚した幼妻が男の娘だった件
内容紹介
主人公・山越雄太が旧姓・川村さつきと結婚したのは、初めて見合いをしてから半年後のことだった。互いの父親が親友であり、昔から自分たちの子供を結婚させようという約束があったのだ。しかし、当然ながらそれだけで結婚を承知するほど主人公もお人よしではない。だが、見合い相手であるさつきを目にしたとき、可憐なその姿と優しい性格に一目惚れしてしまう。それはどうやらさつきも同じのようで、会うたびに二人の仲は深まり、そしてついに半年後の今日入籍を果たし、一つ屋根の下で暮らすことになったのだ。しかし、結婚までは笑みを浮かべていたさつきの顔が、どうも暗い。その理由がわかったのはその日の夜――つまり初夜だった。いざ愛撫を始めれば、身体を固くするさつき。――と、その股間も固くなっている。見ればなんとさつきの股間に可愛らしい、しかし確かに勃起したペニスがある。絶句する彼に土下座するさつき。数年前に母が逝去し、すっかり気落ちした父親に喜んでもらうために見合いを受けたことを口にする。何でもするから黙っていてほしい……頭を下げるさつきに、ならばこのまま自分と暮らしてほしいと返す主人公。どうかしてしまったのか、男であろうとキミが好きだ……そう口にする主人公に、実は自分もだと返すさつき。最初はお兄さんみたいで、けれど会ううちにこういう人が恋人だったら、そして旦那様になってくれたらどんなに良いか……そう思っていたことを照れくさげな笑みを浮かべながら告げるさつき。自分もどうかしてしまったのかもしれない……そう口にするさつきを抱きしめ、だったらとうかしてしまった同士、夫婦にならないかと告げる主人公。その胸の中で照れくさげに微笑み、さつきはこくりと頷く。だったら『こういうこと』だってしなくちゃだし、何より主人公とならしたい……そう口にし、彼の胸の中に顔をうずめるさつき。その身体を抱き返し、ならばさっきの続きだと愛撫を始める主人公。こうして主人公とさつきの新婚生活が始まった。