鯨神のティアスティラ
内容紹介
「どんな願いでも叶うなら、あなたは何を願う?」四方を海に囲まれた水の都、天洲(あまのしま)アイランド。街中の至る所に張り巡らされた水路が特徴的で、多くの観光客が訪れている。飲料水から電力転換まで可能な万能資源『エネルギー水』産業により街は繁栄し、これを研究するための学園も建てられている。そんな不思議な島に昔から、水を司る神様が人の願いを叶えるという伝承が残されていた。ある日、主人公の成海悠真は、なぜかトランクに詰められた状態で海岸に流れ着く。まったく覚えのない島をさ迷っているうちに一人の少女と出会い、なんと彼女は伝承に語られる『鯨神』だと言い張ってきた。しかし本来あるはずの『願いを叶える力』が何らかの理由で失われており、力を取り戻すために助けを求めてきたのだった。こうして成り行きから悠真は鯨神の御使いとなり、島で出会った仲間たちと共に『ねがい水』の伝説を今再び呼び起こす物語が始まった。彼らは最後にどんな願いを叶えるのか――?