きっと、澄みわたる朝色よりも、【萌えゲーアワード2009 グラフィック賞銀賞受賞】
内容紹介
──『四君子(しくんし)』。それは──崇笹丸(すうささまる)与神ひよ(くかがみひよ)夢乃蘭(ゆめのあららぎ)樫春告(かしはるつげ)一人の少年と三人の少女からなる、子供の頃の仲良しグループ。けれど別れることになってしまった、今はなき仲良しグループ。再び出逢えることを誰よりも楽しみにしていた笹丸に訪れた、夢見鳥学園入学の知らせ。少女たちもまた、夢見鳥学園『赤組』の生徒として合格したという。だが、学園で再会した少女たちの態度は実にそっけないものだった。「いい加減、仲間ごっこは卒業しよう」突きつけられた現実。だが、それでもかつての仲間との絆を信じて、笹丸は『彩生祭(あやなしさい)』に懸ける。『赤組』として共に作品を作り上げる中で、また以前のような関係が築けないかと。最初はそっけなかった少女たちも、昔から変わらず真っ直ぐな笹丸の態度に──一人、また一人と、作品作りに手を貸していくようになっていく。彩生祭の結果そのものは失敗に終わってしまったが、作品作りを通して築かれた新たな関係。その中で、笹丸はかつてアララギに抱いていた淡い恋心を指摘される。主人公も段々とアララギを意識していく──その陰で泣く、ひよの気持ちにも気付かずに。