理-コトワリ- ～キミの心の零れた欠片～
☆ストーリー
歴史と観光の町に転校してきた主人公・追儺御代 （ついな みしろ）。
彼は幼い頃に “牙を持つ荒神” という存在に魂の半分を喰われてしまったため、
少しでも自分に関わった人間の魂の闇に巣食う “理（コトワリ）” という
化け物と関われるようになってしまう特殊な体質となった。
“理（コトワリ）”。
それらは苦しむ魂から零（こぼ）れた魂のカケラが形を成した存在。
零（こぼ）した本人以外には観る（魅る）こと、聴く（利く）こと、
触る（障る）ことがかなわない霊的なもの。
そして “理（コトワリ）” の名の示すとおり、
本人の抱えた問題を存在理由に必ず持っている。
そのため、誰がが “理（コトワリ）” を一時的に撃退出来たとしても、
本人の抱えた問題を解決しない限り何度でも現れる。
転校も早々、御代は不気味な像に触れてしまい、
現れた “理（コトワリ）” の持ち主を探すことになる。
この人探しに端を発し、御代は様々な “理（コトワリ）” と関わっていく。
それは、それぞれのヒロインたちが密かに抱える魂の問題たちを暴き出し、
共に向き合っていく事に他ならなかった･･････。
「俺にはね･･････見えるんだ、君の心の傷が生み出した化け物が」
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オープニング（OP）デモ動画
感想(ネタバレがあるかもです！)
☆評価 （８０／１００点）
絵・CG
かなりキレイです。
ニーソックスはやっばりいいねって思えました。
C:drive作品で思うのは目の色が全員違うのが微妙に違和感。
髪の毛はエロゲの中では珍しく黒髪ばっかなのは良。
エッチについて
特殊えっちは特になしです。全体的に普通。
それでも絵がキレイなので十二分に楽しめると思います。
もうひとつ個人的に評価したいのはキス場面が多いこと。
ヒロインによってはキスばっかしています。
またオマケというか番外で3Pもありです。
ストーリー、全体的な感想
まずはコトワリのことを少し。
ストーリーにもありますが「苦しむ魂から零（こぼ）れた魂のカケラが形を成した存在」。
簡単にいえば人の抱える問題、心の闇が具現化したものって感じです。
心の闇というより逃げ場・言い訳をつくっているといえるかもしれません。
そのコトワリは生み出した本人の問題を解決しない限りいなくなることはない。
例えばいつもひとりぼっちの男の子が自分だけの『友だち＝コトワリ』を生み出す場合もあるわけです。
この場合何もしなければ周りに害を与えることはありません。
コトワリを消すには問題を解決する、つまり友だちを作ればいいだけです。
ストーリーの流れは上記の感じです。
実際はもっと問題が複雑なので簡単にいかないですが･･････
ちなみに主人公の能力はコトワリを壊すことです。
例の話でいえば『友だち』をその場で消すことができます。
ただコトワリを生み出した男の子の問題が解決していなければ復活します。
わかりづらいですがこんなだいたい感じです。
というわけで個別に感想をば。簡単に。
■由比ケ浜 悠基（亡くなった御代の恩人によく似た少女）
スポーツ万能、成績優秀で前向きな性格。
メインヒロイン。番外編も彼女のエピローグです。
メインだけあって主人公の過去もわかるストーリーになっています。
できれば最後にプレイしたほうがいいかと思います。
彼女のエピローグが一番好きです。（番外とは別）
■白妙 あやめ（鬼に憑かれ人を遠ざける先輩）
いつもぶっきらぼうで無表情系。他人を遠ざけるクールな雰囲気の先輩。
途中からストーリーが読めてしまう部分が残念。
ただ彼女自身はかわいく、エピローグのデレは最高です。
■梔 初夏（引っ込み思案で話せない少女）
いつもオドオドした、引っ込み思案で他人との関係を築くことが出来ない少女。
上記で例に出した『友だちがいない』と同じようなストーリーです。
（実際は話はもっともっと複雑）
このルートではサンシシというキャラがでてきます。
彼女がとてもいい味を出しています。というよりストーリーの根幹部分。
あと見た目性格に反してかかなりえっちな娘。
■橘 清見（幽霊に憧れる健康優良少女）
悠基の親友と恥ずかしげも無く言い放つ、友達系健康優良少女。
彼女のルートはコトワリというより人間味溢れるストーリーです。
こういうお話も悪くない。あと見た目通りえっち。
■円谷 みなも （変身願望の強いメディアダンサー）
いつも元気で騒がしい神出鬼没な下級生。
個人的に裏ヒロインだと思っています。
正直ストーリーの展開、オチはわかってしまうのですが
それでもちょっと感動します。
ただエピローグが若干消化不良。どうなったか知りたいところ。
以上、テキトー個別感想終了。
評価はそれぞれ十分に読ませるストーリー、あと絵のキレイさ。
プレイして損はないかなと思います。
ですがもったいない部分もあります。
ひとつはヒロインの絵はキレイなの主人公含めそれ以外がひどい。
そのせいで戦闘場面が盛り上がらない。
コトワリの強さも、主人公の強さもわかりづらい。
もうひとつは舞台のせまさ。
ヒロインひとりにつき関係するコトワリは一匹（？）なため、
主人公たちだけの周りで起こっているような感じになります。
これは自分の問題でもあるんですが
メインである悠基からクリアしたからそう感じただけかもしれません。
ストーリーを一本道にすればもっと評価上がったかもです。
もしくは悠基だけ最後にプレイさせる工夫があってもよかった。
いろいろと惜しいです。
ちなみにお気に入りキャラはサンシシ。ヒロインならあやめ。
正直ヒロインに関してはあまり差がないです。
みんないい娘、みんなかわいい、あとえっち。
ぜひプレイしてみてくださいな♪
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