槇村葉月の恋語り
内容紹介
夢がないことが悩みの主人公・茅吹輝(かやぶき あきら)。
住んでいた部屋が倒木の下敷きになるという不幸な事故によって
一人暮らししていたアパートを退居することになった彼は、
仮の住まいとして家賃2万のボロアパート『招福荘』を紹介される。
だが、彼の不幸はまだ終わってはいなかった。
招福荘に入居したその日の晩、自身が招いた騒音トラブルにより部屋の壁が崩壊。
修理が終わるまでの間、隣人の槇村葉月(まきむら はづき)と
半同居生活を送ることを余儀なくされてしまう。
慣れない(しかも異性との)共同生活に初めは戸惑っていたものの、
お互いのことを知るうちに気兼ねがなくなり、少しずつ距離は縮まっていく。
そんなある日、葉月の趣味である映画製作のお手伝いを依頼されて――。
失われていた青春の歯車が、ゆっくりと静かに動き出していく。
レビュー数:6
レビュー・評価:4.33