Re;Lord 第三章 グローセンの魔王と最後の魔女
内容紹介
剣と魔法が存在する世界――
その中でも、魔族達が暮らす世界での話。
今、魔界は未曾有の危機に瀕していた。
その中でも、魔族達が暮らす世界での話。
今、魔界は未曾有の危機に瀕していた。
突如、出現した三人の魔女達の存在。
強大な力を持つ彼女らにより、魔族は為す術も無く、
魔王国・ザールラントの領土グローセン州を明け渡すことになる。
それだけに飽き足らず、魔女達は見せしめの如く、魔族達に恐怖を植え付けた。
領土を奪われたことに異を唱える魔族の姿を、
まるでぬいぐるみのような姿に変えることで、
魔族の尊厳を奪い去ったのだ。
魔女の出現から半年後――。
魔女によって支配される元・グローセン州民の半数が、
メルヘンな生物に変わり果ててしまった時から物語は始まる。
▼第三章 ストーリー▼
ヘルフォルト区に続き、 ケルン区を解放したヴィルフリート逹だったが、
アードラ率いる猟兵部隊に魔女イリスを捕獲されてしまう。
自身の魔法の秘匿、革命の狙い――
囚われのイリスが抱えている情報はあまりにも大きすぎる。
ヴィルフリートは第三の魔女よりも、猟兵部隊の追撃を優先し、
グライツ区へと進行していく。
グローセン州の中心部にあたるグライツ区――
州会議事堂のある中規模都市。
王都に繋がる列車などは運行が停止され、
本来は活気ある街並みにも、人気も無いことから、不気味にすら感じる。
奇しくもそのグライツ区こそ、最後の魔女が支配する州会議事堂がある場所であった。
ヴィルフリートは猟兵からイリスを奪い返すため、
そして、魔女の支配からグライツ区を解き放つ戦いに赴く。
しかし、そんな彼を嘲笑うかのように、運命の定めた時が迫っていた。
ヴィルフリート・ハイゼンベルク 最後の戦いが始まる――。