堕ちていく新妻 ごめんなさい、アナタ…私もう……でも、愛してる
内容紹介
主人公、「高崎友幸（たかさきともゆき）」は中堅商社に勤める、いたって普通のサラリーマン。容姿は人並み、真面目だけど不器用で面白みのない実直な性格。そして、バツ一。だが、今は最愛のパートナー「明日香（あすか）」を得て再婚し、幸せな日々を送っていた。学生時代、出来婚で失敗して妻に逃げられ、それから「娘・美穂（みほ）」と二人で細々と暮らしていたが、3年前、家庭教師として招いたことがきっかけで明日香と出会い、気配り上手で溌剌とした彼女と付き合いを深め、半年前に夫婦の契りを交わしたのだった。新たな妻を迎え、今度こそは幸せな家庭を築くためにはりきる友幸。仕事でも成果を上げ、昇進し本社への転属が決まる。しかし、美穂の進学が控えていたため、本社へは単身赴任する事を決意する。そして、自分が不在の間、娘の家庭教師を信頼する後輩、「師岡啓人（もろおかけいと）」に託したのだった。――彼がどのような企みを抱いているのかも知らずに――
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