あやつり肉人形
ストーリー
地味で目立たないが、それなりに穏やかに生きてきた。
亡くなった祖父は街でも有名な科学者で発明家だったが、金になるような大発明はなく、海外の賞を取るようなこともなくこの世を去った。
残されたのは持て余すほどに大きな館と、祖父の助手をしていたというメイドが一人。
放蕩者の父親は旅から帰らず、母親は出ていってそれっきり。
孤独を愛する内弁慶に育った亮介は、人生を彩る派手な大事件やアクシデントとは無縁の生活を送っていた。
そんなある日、祖父が理論を完成させ設計までを終えていた装置を、メイドが完成させたと言ってきた。
その装置は、サンプルとして取り込んだDNAデータを元に、クローンを高速培養・製造する装置であった。
髪の毛1本、唾液の染みた布やティッシュの1枚もあれば、誰のクローンでも作ることが出来る・・・・・・。
亮介の脳裏に、ここ数年ずっと片想いしている古川満月の顔がよぎる。 彼女のクローンが作れるなら・・・・・・。
満足に話し掛けることも出来ず、後を付けたり遠くから観察することしか出来なかったけれど、彼女とまったく同じ存在が作れるのなら、無理して話し掛けたり、フラれるリスクを犯して告白する必要もない。
しかも、何をしても誰からも文句を言われないのだ。
それこそ口に出来ないようなゲスで淫らな行為すら、可能になる!
思わず亮介の股間が疼いた。 気がつくと、はち切れんばかりに勃起していた。
亮介は持っていた髪の毛を使って、すぐにでも“彼女”の培養を始めることにした。
今夜から始まるであろう、愛と肉欲の宴に心を躍らせながら――。
登場ヒロイン
古川 水鈴
主人公の片想いの相手、満月のクローンの少女。
性格は心優しく純粋無垢。
生み出されたばかりなので、当初は強い自我は持たないが、主人公との会話・行為、
または遺伝子素材を集めていくごとに個性が強くなっていく。
序盤、クローン1個体は24時間で寿命が尽きるため、毎日新しい「水鈴」を製造していくことになり、
その際、主人公は記憶を引き継がせるかを選択していく。
遺伝子素材の収集具合やクローン製造経験を重ねることで精度が増し、次第に寿命は延びていき、
館の敷地外の空気に対する抵抗力も増して外出できるようになる。
なお、最低限の知識・常識は毎回ケンコが教えているため、若干の偏りがある。
ケンコ・ケンコ
主人公の館に住み込みで働いているメイド。
日本有数の研究者であり孤高の発明家であった祖父の唯一の助手であり弟子。
幼いときから主人公に仕えてくれている同級生。
メイドとしては優秀で、まるで3人いるかのように3倍働ける。
クローン培養・製造装置の管理者であり、
理論と設計を完成させた後、亡くなった主人公の祖父の代わりに装置を完成させた。
常に冷静沈着で、多少の物事には動じない性格だが、
反面、脳内はピンク色の変態であり、ヒマさえあればエロ妄想に耽っている。
主人公に対しては意外と厳しく、ご主人様命令なのに一度もやらせてくれない。
華奢な体つきのわりに力が強く、主人公の住む館の防備も一人で担っている。
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ちょこっとひとこと
想いが空間を超えて繋がるADV。ジャンル名と内容は一致しているのかどうか( ´Д`)y━・~~
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