艶花サクラメント -性なる御技と悪霊憑きの少女たち-
内容紹介
――この世には確かに『悪霊』が存在する。
そしてまた、それを人知れず退治し、治めている者も存在する。
それを人は『祓魔師』と呼んだ。
そしてまた、それを人知れず退治し、治めている者も存在する。
それを人は『祓魔師』と呼んだ。
世間一般に言われる祓魔師とは一般的なお祓いのようなことをする聖職者を指すが、
実際に人に害をなす霊魂……悪霊と戦う聖職者もいた。
そういった者たちのことは、その筋では『真の祓魔師』と呼んでいた。
そして『清春』もまた、その真の祓魔師の一人だった。
他の祓魔師とは異なる強力な祓魔の技を持っていた。
その名を『聖技』。
その手腕を求めて各地から清春に助けを求めやってくる者は後を絶たず、
清春は真の祓魔師の世界では知られた存在となっていた。
しかしそれは裏の顔。表の顔はごく普通の神父様。
彼が住む教会の近くには、未来の聖職者を養成する学園『聖マリアンヌ女学園』があった。
そこに通う、ずば抜けた的中率を誇る占いの才能を持った天真爛漫な少女『ひなた』。
そんな彼女の親友にして、両親のような立派な聖職者を目指しているダブルの少女『リリィ』
学院生全員の多大な信頼をひとえに受ける、ちょっと過保護な学園総代『咲』。
清春と親交の深い彼女たちを巻き込んで物語は始まる。