星降る夜のファルネーゼ
内容紹介
占星弁護士になることは、僕の人生の目標だった。
無実の罪で母さんが魔女として裁かれた、あの日からずっと……。
無実の罪で母さんが魔女として裁かれた、あの日からずっと……。
だけど……
「依頼人の人生を左右する星狩りですよ。本当に今日来たばかりの僕でいいんですか!?」
「エトワールくん、あなたいってたわよね。この世から星狩りの冤罪を無くしたいって。
あれはウソなの?無実の人を助けたくないの?そのために占星弁護士になったんじゃないの?」
そして迎えた、初めての星狩り。
双子の法廷騎士の陰湿な妨害工作を跳ね返し、なんとか時間を稼いだけれど……
次の星狩りまでに、真犯人の魔女を見つけられなければ僕の依頼人は……
「だったら正義の魔女ファルネーゼの出番だねっ」
捜査中の僕の前に現れたのは、10年ぶりに再会する幼馴染み……って、なんで魔女になってるんだよ!
「事件の真相をつきとめるため、エトくんをお助けに来ましたっ!」
冗談かと思いきや、操作現場で炸裂するファルネーゼの魔法!事件で使われた魔女の星座を特定した!?
でも……魔女を裁く星狩りの捜査で、本物の魔女の手を借りるなんて。
かくしてボクの波瀾万丈な占星弁護士生活が始まった。