大阪AWAKING
内容紹介
姦楽街建設による【大阪再建プロジェクト】の導入から
早二年───。
早二年───。
大阪の財政は見事に立て直され黒字に転じたものの、
大阪代表【柿本 透(かきもと とおる)】はこれ以上の
経済成長の頭打ちを感じていた。
『今の大阪は無駄が多い───せっかくの収益も、既得権益
に群がる豚共のせいでダラダラと垂れ流されて理想的な
経済効果が得られていない。
それでも充分な成果と、連中は言うだろう。
だがそれではダメだ───ただプラスに転じるだけではなく、
この大阪を日本の二大首都と呼ばれる巨大都市に押し上げたい。
東京に、並びたい───』。
日に日にその想いを募らせていた柿本は、自身を支持する
周囲の人間達と共に新たなプロジェクトを発足させる。
それが、【大阪再編構想】───。
細分化した市町村で構成されている大阪を再編して一から
作り直し、行政上不要なものは排除して、己の手で最も効率よく
各自治体へ収益の分配を行う。
ようするにこれは、改革である。
しかし改革には抵抗勢力が付き物───まして既得権益に
しがみつく連中の反応は想像に難くない。
排除には、力を要する。
『───再び、彼の力が必要だ。
どんなことをしてもこの改革を推し進めるには、もう一人の
自分とも言える存在───。
───【倉嶋 蓮司(くらしま れんじ)】の力が』。
柿本は強い意思をその瞳に漲らせ、電話を手に取った───。
『 大阪CRISIS COMEBACK & COMES A NEW HEROINE 』はこちら─!!