モブ催眠
内容紹介
「物語」を彩り、時には主人公をもり立てる。
けれども誰の記憶にも残らないようなキャラクター。
けれども誰の記憶にも残らないようなキャラクター。
それが――モブ。
主人公・武持 盛夫(たけもち・もりお)は、中肉中背、イケメンでも不細工でもなく、
成績は可も無く不可もなく。運動も同じ。特徴らしい特徴は何一つ無かった。
ある日、困っているところを助けた男に、自分を「変える」ことができるという怪しげな笛を手渡される。
半ば疑いながらも使用したが、それは「本物」だった。
笛の音が聞こえる範囲の人間に催眠をかけられるようになった盛夫は、
その力を使って今まで自分に見向きもしなかった女性
――彼女達もまた物語の中心にはいないモブ達だ――
に催眠をかけて好き放題にする。だが、それだけで満足はできなかった。
物語であればヒロインとなる選ばれた存在
──学園内でも有名な美少女である
「紺江 日花里(こんえ・ひかり)」と「高峰 真優(たかみね・まゆ)」
を自分の思うままにしようと望み、そして──。