妹ハメ あんな奴に渡すくらいなら…!
内容紹介
【茉希】は、俺の妹。昔は、懐いてきてくれていた。お兄ちゃんお兄ちゃん、と俺にべったりだった。朝は『おはよう』と微笑んでいてくれていた。それなのに今では、家を出る直前に顔を見せることもない。暴言などはないが、とにかくそっけない。そして多少、反抗的にもなってきているか。最近【茉希】は、寄り道して帰ってくることが多くなっていた。もしかして、すでに彼氏ができているんじゃないかと、ものすごく不安になってきた。もう、いても立ってもいられない。あいつは今、風呂に入っている。今なら、あいつの部屋に忍び込んで、調べることができる。できるだけ音を立てずに入り込み、枕元にあった携帯電話を盗み見ると、そこには――。「何やってるのお兄ちゃん……あたしの部屋で、何やってるの……?」 『男と二人きりでお出かけ』のメールに夢中になっていたせいで、【茉希】が入って来たことに気づかなかった。このまま、他の男に奪われるくらいなら……他の奴にやられるくらいなら、俺が……俺が代わりに、今ここで俺のモノにしてやるよ……!!