ラウテスアルタクス
内容紹介
駅からほど近く静かな住宅地にある喫茶店「キルシュトルテ」。そこのオーナー大神 睦月の弟である、大神 如月は新卒での就職活動に失敗してしまい、やむなく姉の経営する喫茶店で春から薄給のバイトをしつつ就職活動を続けていた。店には開店当時からバイトとして入っている、笹原 陽鞠や、如月の幼なじみの桜井 佐奈が毎日の様にシフトに入り、駅に近い事もあり帰りの学生や、近くの常連さんたちにより少しの暇もありつつ繁盛していた。内定をもらえないまま夏が終わりそろそろ秋という時期、睦月に呼び出され外出していた店長の大神 執柄(おおがみ とりえ)が外出先から1人の少女を連れて帰ってくる。誰なのかを問うと帰りに道で困っていたようだからと、わけも聞かずに連れてきたらしい。少女に対し如月と陽鞠、佐奈とで何かあったのか少女から話を聞くことにするが聞いたことに曖昧にしか話が聞けず、徐々に記憶が無いのではと陽鞠が言い出してしまう。そういうことならとちょうど店に顔を出しに来た睦月は、少女に対して記憶が戻るまで自分の家に住み込みのバイトとしてしばらくいればいいと誘う。少女は七瀬と名乗り、その申し出を戸惑いつつも受け入れた。新たなバイトを加えたキルシュトルテの日常は少しずつ変わっていくのかもしれない。