うちの主は妖怪の常識を知らない
内容紹介
人間と妖怪が共存するために制定された妖怪六法――
一つ、人間に危害を加えてはならない。
一つ、人間に真の姿を見せてはならない。
一つ、人間が決めた法に従わねばならない。
一つ、人間を化かしてはならない。
一つ、人間との間に子を為してはならない。
一つ、人間を妖怪の領域へ引き込んではならない。
共存しつつ人間世界で財を成してきた水無月家。
水無月家主人のひとり娘である、『あいる』と
水無月家の執事の『頼斗』と先輩メイドの『風薫』の物語。
素直に気持ちを表せない天邪鬼なあいるに振り回されたり、
キリッとした一面を見せながらも隙を見てはからかう風薫。
そんな平和な日々を過ごしていた。
とある日、住んでいる街でとある事件が起こり、
主人である水無月鬼蔵からあいるの護衛をしてくれと頼まれる頼斗と風薫。
二人は屋敷だけではなく学校内まで付添い
四六時中あいるの傍につくようになった。
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