ハチポチ -Liar&raiL FanDisk-
内容紹介
自然が豊かなだけで、他にはなんにもない農村地帯。
人々はといえば、毎日農牧に勤しみ、時たま開かれるバザーと、収穫祭を楽しみにのんびりと生きている。
ドラゴンのような恐ろしい怪物がいるわけでもなく、魔法のような不思議パワーもない、特色のない世界。
気づけば、ライアーソフトのキャラクターたちはそこにいた。
何が起きたか明確に覚えている者はいなかったが、『水スペ』 のノブあたりならばこう叫ぶだろう──
人々はといえば、毎日農牧に勤しみ、時たま開かれるバザーと、収穫祭を楽しみにのんびりと生きている。
ドラゴンのような恐ろしい怪物がいるわけでもなく、魔法のような不思議パワーもない、特色のない世界。
気づけば、ライアーソフトのキャラクターたちはそこにいた。
何が起きたか明確に覚えている者はいなかったが、『水スペ』 のノブあたりならばこう叫ぶだろう──
「ひ、ヒロ! 私たち、異世界に飛ばされちゃったみたいよ!」
彼らは自分たちの居場所へと戻ろうと、帰る手段を探し始める。
人々はもちろんそんな方法を知らないが、丘の上に住む物知りな男ならば知っているかもしれないと教えてくれる。
彼の名はキカテ。 自分が口にした情報を現実にしてしまう能力を持っていた。
しかしその当人は自分がそんな能力を持っていることを知らず、そして彼には夢もなければ独創性もなかった。
そのため、他人から聞いた話を疑いもせずに真に受けて、ぺらぺら無責任に他人へと話してしまう。
これまで彼の周りに派手な話を好む人がいなかったため、大きな変化はなかった。
……が、出会ってしまう。 この閉じた世界を引っ掻き回すライアーキャラクターたちに。
彼女たちとキカテの出会いにより、世界はどのような化学反応を起こしてしまうのだろうか?