ワールド・エレクション
内容紹介
光射さぬ闇の住人達の世界、『劫魔界ヘルメリウル』
生者なき機械文明、『機械帝国マキナインスーラ』
静謐なる神と天使の国、『天楽園ルイトゥセル』
獣人達の楽園で原始の世界、『大自然郷アシリ・ヤ・ワンヤーマ』
そして、我々人類が暮らす『人間界ガイア』
5つの世界が前触れもなく統合した『変革の日』からおよそ20年――。
世界は統一され、世界政府の下、平和を手にしていた。
だからこれは、エピローグの物語。
変革をきっかけに特別な能力が発現した新人類『ネオス(neo’s)』の一人である主人公は、
特区にある『ヴァレロン国際学園』の生徒として、意外でもなんでもない平々凡々とした毎日を送っていた。
そんな彼の前に舞い降りた隕石、改め謎の少女クルル。
「我が名は破壊神・クルル、この星に終わりを告げる者……のはず」
少女は記憶喪失で、ちょっと『アレ』だった。
そんな出会いの中、学園では生徒会選挙の準備が進んでいた。
数奇な運命や小規模な事情から生徒会選挙に参戦することになった主人公と、相棒(?)の自称・破壊神クルル。
学園の超有名人や超危険人物達も主人公に続いて続々と立候補を表明したことで、「学園史上最大最凶」と後に称される選挙戦が火蓋を切る。
エピローグはプロローグへと変遷する。