sweet pool リマスター版
内容紹介
ボーイズラブゲームの異色作『sweet pool』が、画面サイズを拡大したリマスター版として再登場!
ニトロプラス キラルの3作目として2008年12月19日に発売され、今なお一部で熱狂的な支持を受け続けている『sweet pool(スウィートプール)』。
発売から10年の節目を記念して、画面サイズを1280×960に拡大した『sweet pool リマスター版』を発売いたします。
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崎山蓉司(さきやまようじ)は、大人しく目立たない学生だった。
周りと比べて特別に何かが違う訳ではない、言うなれば少しだけ人付き合いに不慣れな、ありふれた存在。
だが、ある時を境に、少しずつ蓉司の周囲に変化が起こり始める。
言葉を交わしたことすらなかった同級生、城沼哲雄(しろぬまてつお)。
蓉司は、いつからか、その視線が自分へ向けられていることに気づく。
しかし、相手はその真意を一切読み取らせず、蓉司の意識を侵食し、得体の知れない不安で満たしていく。
また、時を同じくし、蓉司は一つの秘密を持ち始める。
自らの体に起こった異変。
それは、抗いがたい衝動が起こり、望むと望まざるとに関わらず、おぞましい肉塊を産み出すという現象だった。
理解しがたい現象に蓉司はおののく。
答えを得るすべはなく、自分自身が未知の存在になっていく恐怖と絶望の中、蓉司は、自らの運命を導く相手とともにゆっくりと堕ちていく――。