月神楽
内容紹介
国内でも一、二を争う霊山『王臨山』のそびえるN県十六夜市。ここでは山を守護する月杜神社と、妖怪達を束ね王臨山の支配を狙う媛巫女・千蟲姫の戦いが長らく続いていた。王臨山の霊脈を汚そうと出陣した飛天丸の前に、いつものように月杜神社の姉妹巫女二人が立ちはだかる。不倶戴天の敵である、長女・清家穂乃香と、次女・清家澄佳。強い霊力を持つこの二人との熾烈な争いの最中、空を飛ぶ幽霊船団の突然の襲来、そして異国の妖魔達が襲ってくる。飛天丸と巫女二人は、異国の敵に戸惑いながらも互いに急遽手を組み、妖魔達を迎撃する。山が大事なのは、両陣営とも同じ。千蟲姫と神社の取引により一時休戦。飛天丸は仇敵・月杜の巫女達と手を組み、異国の妖魔達を争う事になるのだった。